上野動物園でのパンダ撮影で気をつけていることは、「頑張らない」こと。

上野動物園でのパンダ撮影で気をつけていることは、「頑張らない」こと。

上野動物園のパンダ舎でカメラ練習を始めて最初に感じたことは、アクリル板に人影が反射して、パンダを綺麗に写せないということでした。ガラスにレンズの先端を密着させるといいとは聞きますが、観覧通路から仕切りまでの距離が遠く、それが出来ないのが悩み。

次の失敗は、青ざめた写真や緑がかった写真です。アクリル板の仕切りの青みや、パンダ舎が木陰になっているためです。

この1ヶ月、図書館やインターネットで勉強しながら練習を重ね、写り込みも目立たずクッキリとした写真が撮れるようになってきました。そっくりな2枚の写真は、別の日に撮影したものです。撮り方がワンパターンですね。

偏光フィルターを取り付けたり、カメラを向ける角度を変えるなど、工夫や努力もしましたが、一番大切で効果的だと感じているのは、無理しないであきらめることです。

パンダが移動するのを追いかけず、自分が撮りやすい位置に来てくれるのを待つ。パンダが目の前に来てくれても、サッと撮って他の人に譲る。人だかりの無い場所から望遠で撮る。休日の日中はあきらめて朝か夕方をねらう。

先頭に載せたアイキャッチ画像は、人混みの後ろからカメラを頭上に掲げて撮影しました。顔が半分切れてしまったけど、視線が可愛くて、自分では気に入りました。寝てるパンダも可愛いし、背中から見ても可愛い。

最後の写真は、レタッチでさらにクリアに表現したものです。耳は黒く美しく、笹は新鮮で美味しそうになりました。

晴れの日とくもりの日、季節によって太陽の光が変わるので新たな課題の連続ですが、やればやるほど元気が出てきて、とても楽しいです。