心の底にある孤独感なんて、自分で作った幻だった。脳科学が教えてくれる、幸せについて。
幸せについて脳科学の視点から知ったこと
トラウマとかビリーフとか、インナーチャイルドが負った傷とか、大なり小なり誰もが持っているものかもしれません。
私の場合は、心の奥底に言い知れぬ寂しさや孤独感があります。まるでブラックホールのように何もかも飲み込んでしまって、自分を満たそうと楽しい事をたくさんしても、いつまでも満たされない闇の世界です。
通常であれば、心理学の世界からアプローチするであろう心の闇に、脳科学の視点から気づきがありました。
先月聞いた講演の内容と、自分のブラックホールとがピピッと結びついたので、記録しておきます。(講演内容を参考にした、個人的な気づきの記録です。)
脳はネガティブに傾きやすい
脳は、記憶の保管箱から、ネガティブ情報を探しています。ポジティブ情報を探して引き出す回路は、見つかっていません。いつもバックグラウンドで、ネガティブ情報を取り出しています。
だから、脳はネガティブに傾きやすい。
さらに、脳がキャッチ出来る情報は、キャッチし得る情報の約1/1000以下だそうです。
意識を向けなければ、キャッチしません。当たり前のことは、キャッチしません。そして脳は、当たり前化した幸せに向ける意識を、振るい落とします。
つまり、ネガティブに傾いては、幸せを振り落としている。
そんな失望の繰り返しで出来上がったものが、あのブラックホールなのだと思うと、腹落ちしました。
なんだ、自分で自分の心の中に作った、幻だったのか。
幸せをひらく鍵は、毎日を楽しがること。
放っておくと、無意識にネガティブに傾く脳の働きを、ポジティブ優勢に変えていく方法が1つだけあります。
幸せな体験や感情を、自分の中で何度も味わうこと!
当たり前化した幸せにも目を向ける
出来ることや満たされてることに目を向ける
ありがとうの気持ちを味わう
くり返し、くり返し味わう。
楽しむというよりも、もっと能動的に、自分から楽しがる!
変える力を持っているのは、習慣のみ。
一度や二度やってみたところでは、変わりません。幸せ優位な脳に変える力を持っているのは「習慣」です。毎日毎日、幸せに目を向け続けることです。
ネガティブが想起されても、それは人間の脳の働きとして当たり前のことでした。
危険を回避し自分を守ってくれる、ありがたい機能に感謝しつつ、ポジティブ情報に目を向けることが、幸せをひらく鍵なんですって。
おわりに
ポジティブを探し出す回路は見つかってないと言いながら、ポジティブ回路優勢になるにはどうしたら良いかと話を繋げるなんて、我ながら下手な説明だなぁ。
ざっくりとした理解だから、こうなるんだな。さらなる脳科学への興味は、次のお楽しみ。
眠る前に、今日一日の素敵なことをゆっくりと味わおう。